2022年2月24日 保健福祉委員会 道立江差高看パワハラ問題
道が設置した第三者調査委員会は、道立江差高等看護学院で、長期間にわたって教員からの学生や元学生(14名)に対するパワハラがあったことを確認したと報告しました。真下紀子道議は2021年(令和3年)第4回定例会で道の責任を追及しました。これにより鈴木直道知事は教員によるパワハラを認め、謝罪しました。
2022年2月16日、道が委任した弁護士から被害者側に損害賠償額が提示されました。2月24日の道議会保健福祉委員会では、真下議員が、第三者委員会報告に対する被害学生等の了解、救済策への被害学生等の意向の反映などを確認し、事実究明、救済、賠償、処分、謝罪のいずれも、欠けることなく対応すべきと述べました。また、このことについての道の対応状況を確認しました。
三瓶徹保健福祉部長は、自宅でのリモート授業や学院外での試験の実施や、復学に必要な手続き、学習継続への意向などを検討し対応していると回答がされました。また、パワハラの相談体制や教員研修も行い、今回の損害賠償には授業料の返還や慰謝料も含まれ、教員からの謝罪について道の考えを提案していると答弁しました。
真下道議は、長期にわたる複数の教員によるパワハラに対し、処分と謝罪の遅れが不信につながっているとのべ、厳正な対応を求めました。
しんぶん赤旗 2022. 3. 4