全面運休で新千歳に空港難民4000人
JR北海道の雪害対策検証を
札幌圏を中心にした2022年2月6日からの記録的大雪により、JR北海道は29本の列車が運行不能となり7日まで全面運休しました。交通障害は2月14日の通常運行再開まで続きました。
国土交通省はJR北海道に対し、3月16日までに徹底的検証と改善策を文書で提出するよう求めました。新千歳空港では航空機が離発着しているにもかかわらず、JR等の公共交通が止まり、約40000人が滞留する事態となりました。
2022年2月24日の地方路線問題調査特別委員会で、真下紀子道議は、2月20日からの大雪でも全面運休が発生したことにも触れ、道が示した「可能な限りの協力」は具体性を欠いており、何も機能しなかったと指摘しました。
真下道議は、JR北海道のBCP計画、雪害対策計画があったのか、雪害対策計画あったとすれば、機能しなかったのはなぜか、JR自身が明らかにしたうえで、道の対応が必要であると質問しました。木村敏康鉄道担当局長は、自社やグループ会社等で対応するとしたJR北海道の見解に対し、外部からのマンパワーによる応援は可能だったとのべ、今後の応援・受援体制の検証の中で検討し、BCP業務継続計画についても検討していく必要があると回答しています。