2016年11月11日(金) 北海道議会予算特別委員会 知事総括質疑
真下紀子道議が指摘、元道幹部職員の天下り4人が要綱違反。
真下紀子道議の質問に対して、高橋知事が「今後、このようなことのないように、要綱を厳格に運用し、各所管部や団体で適切に順守されるよう取り組んでいきたい。」と、答弁。
北海道から一定の出費や補助金を受ける関与団体に、道の「再就職要綱」で定めた65歳の制限年齢を超える元道幹部職員4人が天下りしている事がわかりました。天下り先は、北海道中小企業団体中央会です。道経済部所管の関与団体で、北海道中小企業団体中央会の専務理事らの役員は経済部の元幹部が占めています。「再就職要綱」の年齢制限に違反した4人は、いすれも経済部OBで、課長職で退職後に、それぞれ経済部の関与団体に再就職し65歳まで勤めていました。そのうち三人は、天下りを繰り返しています。いわゆる「渡り鳥」といわれる再々就職を行っている事がわかっています。
調査では、道の関与団体が募集した国の「ものづくり支援補助金」推進事業に係る4年間の採用者65人のうち、道OBが27人、約4割を占めている事がわかりました。再就職先を道OBが仲間で融通し合っている状況になっています。真下道議の質問に、高橋はるみ知事は、「年齢超え」が2013年度に1人、2014年度に2人いたことも初めて認めました。高橋知事は、「今後、このようなことのないように、要綱を厳格に運用し、各所管部や団体で適切に順守されるよう取り組んでいきたい。」と答弁しました。