鹿児島県・屋久島沖で2023年11月29日に起きた輸送機事故がありました。その後、アメリカ空軍は2023年12月5日に屋久島沖事故で乗員8人が死亡を認定しています。
2023年12月上旬、米国防総省がオスプレイの調達を終了する計画を進めている事を共同通信などが報じています。米メディアによると、米軍全体のオスプレイ調達数は計464機で、発注分の生産を終える2026年半ばにも、生産ラインが閉鎖する見通しとされています。2023年米議会への予算要求には、オスプレイを運用する空軍、海兵隊、海軍が新規購入予算を入れておらず、予定の調達数を満たしたとみられています。
米国防総省は1982年にオスプレイの開発計画を始めたときは、売り先をオーストラリアやカナダ、インドネシア、イスラエル、韓国など、日本以外の様々な国の購入を予定していたと言われています。国内外で400〜600機の販売を見積もっていたようですが、コストが高すぎる上、事故で飛行停止となることが多かったため予定していたように輸出は進められなかったようです。実際には日本の陸上自衛隊の17機の購入だけが進められました。
オスプレイは日本が唯一の輸入国になっています。調達費は1機あたり約171億円と言われています。
しんぶん赤旗 2024年8月17日
しんぶん赤旗 2024年8月21日