道議会 地方路線問題調査特別委員会 真下道議が質問
2021年6月9日、道議会地方路線問題調査特別委員会にJR北海道の島田修社長ら経営幹部を参考人招致し、真下道議ほか、各会派から質問が行われました。
冒頭、6月7日(月)深夜の函館線の保線用車両が制動不能となり暴走したトラブルについて陳謝した島田社長でしたが、赤線区の廃線と、黄色線区の地方負担のいよる支援方針は変える様子がみられません。
真下道議の質問では、路線維持の責務を果たすよう求め、北海道新幹線の黒字化と経営改善とする説明の根拠について質問しました。
羽田空港と新千歳間の航空利用者3万人、札幌延伸によって1万5400人の新幹線利用を見込んでいるというJR側の答弁でしたが、納得ゆく回答になっていませんでした。
JR北海道の最大の赤字線区は144億円の新幹線。JR北海道が廃線を主張する赤線区と、黄色線区の赤字の合計は154億円です。新幹線の収支改善なしに地方路線の廃線と地方負担を求めるJR北海道の姿勢は他会派も問題視しています。
不動産投資で鉄路を支えるといいますが、先行き不透明です。公共交通機関として維持・存続させていくためには国の支援が不可欠となっています。
しんぶん赤旗 2021.6.15