新幹線残土 安全対策再確認を道、
鉄道・運輸機構に求める
今年7月に静岡県熱海市で起きた土石流災害を受けて、政府の点検指示により、道内でも点検作業が進められています。一方、北海道新幹線札幌延伸工事に伴うトンネル発生土による盛土には、技術基準が定められていません。
9月29日の道議会一般質問で、日本共産党の真下紀子議員は、住民の不安を増大させるとして、適切で安全な基準を設け、盛土計画を義務付けるよう鈴木直道知事に求めました。
道が、新幹線のトンネル発生土による盛土の技術基準が定められていないにもかかわらず、適正な処理がされていると答弁したため、真下議員は「明確な基準がない中、適正な処理をどう担保するのか」と追及しました。
長野県が安全対策や工法の再確認をJR東海に要請したことを示し、国と鉄道運輸機構に安全対策の再確認を求めました。
鈴木直道知事は、「熱海に土石流災害を踏まえ、改めて鉄道・運輸機構に発生土の処理方法の安全対策等について再確認するよう求める」と答えました。