北海道議会 第3回道議会 定例会予算特別委員会(環境生活部所管)
「銀行カードローンによる多重債務について」
10月2日(月)真下道議は、予算特別委員会(環境生活部所管)で、銀行やコンビニATMから無担保で個人が現金を借りられる銀行カードローンで、高金利により過剰な借り入れが、生活破綻につながるケースについて質問しました。
この問題は、国会でも取り上げられた問題で、9月に金融庁が立入検査に入るなど異例の検査が行なわれた事も合わせて質問をしています。全国的には、年間600人以上の自殺者があり、6万5千人前後の人が、自己破産に至っている状況が明らかになりました。
道立消費生活センター・市町村消費生活相談多重債務相談件数
道立消費生活センター・市町村消費生活相談
多重債務相談件数 |
|
平成28年 | 478 |
平成27年 | 554 |
平成26年 | 555 |
厚生労働省・警察庁の全国統計調査
厚生労働省・警察庁の全国統計調査 | |||
多重債務を原因とする自殺の件数 | 自己破産の件数 | ||
平成28年 | 604 | 64,637 | |
平成27年 | 667 | 63,856 | |
平成26年 | 677 | 65,189 |
真下道議は、テレビやインターネットで芸能人登用したコマーシャルに影響される多重債務生活者の実態と対策とのバランスが取れていない事を指摘し、消費生活相談員の研修等で、銀行カードローンについて取り組まれているのか、専門的に相談出来る体制と、研修の機会をバックアップをするように求めました。また、ギャンブルが多重債務の一因として上げられており、ギャンブル依存症の対策に付いても、対策の一層の強化を求めました。