真下紀子道議は5月13日(金)、林業などの活性化を目的にして全国の地方議員で構成する議員連盟の関係者と北海道熱供給公社を視察しました。
札幌駅の北東に赤と白の高い煙突が見えるところが北海道熱供給公社です。
札幌オリンピックを機に、札幌中心部の各ビルが使っていた石炭暖房からでる煙をなくすため、地域に高温水を配管で送る熱供給事業が始まりです。
当初は幌内炭鉱の石炭を使っていましたが、現在は天然ガスと木質バイオマスを燃料にして、熱交換システムも活用した環境配慮型の熱利用となっています。発電はしていません。
木質バイオマスは、原料供給段階でも、燃焼の調整の過程でも、少し人手がかかるため、雇用が生まれるということです。山地に残る未利用材のほか、乾燥度の高い建築廃材も燃料にしています。焼却灰の運送には JR貨物を使い、化石燃料を使うトラック輸送を極力減らし、舗装材などとして100%再利用されている取り組みとなっています。