2023年 第2回定例道議会 予算特別委員会 就職氷河期世代就業支援事業として773万7,000円が計上。 真下道議が2023年7月10日予算特別委員会で質問しました。 道は、この日、就職就職氷河期世代は不安定な雇用を繰り返し、自己評価が低い傾向にあることや、具体的な行動起こせず、抱えている課題が個別的かつ多様なため、個々のニーズに応じた支援が必要と認識きめこまかな支援サービスの提供に努めながら就労の支援を図っていく事業だと説明ました。 対象者の生活は、時間給で働く非正規労働のため経済的時間的余裕がないことや、結果的に不本意な再就職を繰り返して短期間で離職する悪循環も少なくないと指摘しました。自己責任とするのではなく、就職まで長期化する方も多い中で寄り添う支援となるよう求めました。 さらに、資格を取得する際にハローワークでは教育訓練給付制度を利用して資格取得費用への補助があるとのべ、道の事業でも生活保障への助成金や、無料あるいは助成金をつけた資格取得講習等が必要と提案しました。 経済部は、生活福祉資金や勤労者福祉資金等の支援制度の紹介、国の教育訓練、給付制度や求職者支援制度を紹介するなど連携を図るとの答弁、労働局や関係機関、団体とともにプラットフォームを設置し、就職氷河期世代の一人ひとりのニーズや状況に応じたきめ細かなアウトリーチ型の支援を行うと答えました。 非正規労働が多い北海道では、最低賃金で働く方がたくさんおり、真下道議は、人口流出の要因と言われる最低賃金の地域間格差の解消が必要だと述べました。最低賃金で家賃、光熱費、携帯、食費、交際費などを支出した上に暖房費もかかり、自立した生活はなかなか困難であり、最低賃金の引き上げが急務だと訴えました。同時に中小企業が賃金を引き上げられるよう道内中小企業への支援も必要で、最低賃金引き上げに向けた道のとりくみについて質問しました。