障害者施設での虐待 本音の調査で
2022年12月14日(水)の道議会保健福祉委員会
道と西興部村に通報があり、社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」が運営する障害者施設「清流の里」で、5月から6月にかけて、職員6人が入所者13人に身体的虐待、心理的虐待、また必要な支援の放棄など38件の虐待を行ってことが確認されました。
道は7月に村と合同監査を実施。10月に村が虐待を認定し、11月下旬に振興局が聞き取り調査を行い、再発防止策を図っていますが、加害職員は今も勤務しています。
真下紀子道議は、2022年12月14日(水)の道議会保健福祉委員会で、業務継続を問題視し、配置転換や専門人材の派遣、専門的なアドバイスや現場でのケアスキル習得などを提案。日常的な虐待の有無や管理者の虐待に対する認識、職員間でなぜ虐待を抑制できなかったのかなど、調査では本音を聞きだすよう求めました。
道は、「施設が虐待に関与した職員を業務から外すことを検討し、人不足とならないよう、知的障がい者福祉協会の協力で、経験豊富な代替職員の派遣調整を進めている」と答弁しました。
また真下道議は、「日常的な人手不足、低い評価と賃金水準の構造的課題の早急な改善、スキルアップにつながる専門研修や抑止できる仕組みの検討を」と求めました。
京谷栄一保健福祉部長は、「倫理観の欠如など職員の個人的な要因のほか、職員配置や理念の共有など組織マネージメント、利用者とのコミュニケーションの課題など、様々な背景によって、職員がストレスを増価させたり感情をコントロールできなかったりして虐待に至るケースもある。一つ一つの事案に改善に努める姿勢が重要」とのべ、「知的障がい者福祉協会の協力を得て調査内容を検討し、来月中に緊急実態調査をしたい。道が主体となって、実効性のある対応策を検討する」と答えました。
2022.12.27 しんぶん赤旗
本音聞き出す調査で
道と西興部村に通報があり、社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」が運営する障害者施設「清流の里」で、5月から6月にかけて、職員6人が入所者13人に身体的虐待、心理的虐待、また必要な支援の放棄など38件の虐待を行ってことが確認されました。道は7月に村と合同監査を実施。10月に村が虐待を認定し、11月下旬に振興局が聞き取り調査を行い、再発防止策を図っていますが、加害職員は今も勤務しています。
真下紀子道議は、2022年12月14日の道議会保健福祉委員会で、業務継続を問題視し、配置転換や専門人材の派遣、専門的なアドバイスや現場でのケアスキル習得などを提案。日常的な虐待の有無や管理者の虐待に対する認識、職員間でなぜ虐待を抑制できなかったのかなど、調査では本音を聞きだすよう求めました。
道は、「施設が虐待に関与した職員を業務から外すことを検討し、人不足とならないよう、知的障がい者福祉協会の協力で、経験豊富な代替職員の派遣調整を進めている」と答弁しました。
また、真下道議は、「日常的な人手不足、低い評価と賃金水準の構造的課題の早急な改善、スキルアップにつながる専門研修や抑止できる仕組みの検討を」と求めました。
京谷栄一保健福祉部長は、「倫理観の欠如など職員の個人的な要因のほか、職員配置や理念の共有など組織マネージメント、利用者とのコミュニケーションの課題など、様々な背景によって、職員がストレスを増価させたり感情をコントロールできなかったりして虐待に至るケースもある。一つ一つの事案に改善に努める姿勢が重要」とのべ、「知的障がい者福祉協会の協力を得て調査内容を検討し、来月中に緊急実態調査をしたい。道が主体となって、実効性のある対応策を検討する」と答えました。