2022年10月5日(水)の道議会予算特別委員会
いわゆる「ブラック校則」道立高校における校則について調査し2021年6月16日記者会見を行なってから、大きな改善がなされています。北海道教育委員会は2022年9月に、各道立学校における「校則の見直しの状況」を取りまとめ発表しました。地毛証明ゼロ、全校で校則をホームページで公開が実現しました。そのほかにも略装のポロシャツ導入、ツーブロックOK、ジャージ下校可などとなっています。
真下道議は、これまでの古い価値観を変えて校則を見直すことは、多忙な学校の中では大変なことなのに大きく前進していると、委員会で評価する発言をしました。
YouTube動画 予算特別委員会 教育委員会所管 道立高校校則について
しんぶん赤旗 2022.10.12
2021年6月16日「道立高校校則実態調査」の記者会見の様子
日本共産党北海道議会議員団
2021年6月16日 調査目的と経緯
社会の常識からみて明らかにおかしい校則や生徒心得など、いわゆる「ブラック校則」が社会的注目を集めており、その実態に批判が集まっている。しかし、実態について未だ多くが明らかになっておらず、不合理な校則に声を上げにくい状況にある。
私たちの会派は、道立高校における校則について調査を行い、今後、道議会において、校則や生徒指導のあり方について問題提起を行う目的で、標記の調査を実施しました。
今回の校則実態調査は、「どこの高校のこの校則が問題だ」という告発ではなく、「子どもの権利を守るためにはどうしたらよいか」「全ての子どもを尊重する教育」の視点を柱に据え、道立高校における校則の実態を道民に知ってもらい、議論の契機とすることです。
2021年6月16日 日本共産党北海道議会議員団としての見解
「校則」は、「学校が教育目的を達成するために必要かつ合理的範囲内」で制定されるものであり、「絶えず積極的に見直さなければなりません」とされている(文科省「生徒指導提要」)。この前提から逸脱した、或いは逸脱したと思われる校則が相次いで確認されたことは、子どもを必要以上に縛り付け、必要以上の管理教育を子どもに押し付けている実態があると言わざるを得ない。
校則問題を考える上で、日本共産党は「どうすれば子どもの権利を守れるか」「どうやって子どもの直接参加で校則を変えていくか」を大切にしている。当事者である子どもたちが自らのこととして考え、人権や学習権の保障にふさわしい校則にするために、議論し、尊重される必要があると考える。
校則は生徒自身の手により絶えず積極的に見直すことが求められており、何よりも学校の主役である児童生徒の意見、保護者や地域の声もしっかりと踏まえる必要がある。
日本共産党道議団は、以下の点について改善が必要と考えるが、当事者である高校生、学校関係者、保護者をはじめ、道民のみなさんと今後とも意見交換を重ね、校則の改善に取り組んでいく契機として報道発表を行いました。