2022年第3回定例道議会 予算特別委員会 教育委員会所管
2022年10月4日(火)の道議会予算特別委員会で真下紀子道議は、特別支援学校高等部の窯業実習で使われている揮発性有機溶剤の使用と管理、代替品への置き換え促進を求める質問を行いました。
窯業科教員は、特別支援・高校教諭の年許状を持っている教員が指導しており、専門教科免許も特定の資格もなく、校内研修や教材研究で対応しているだけで専門性の向上が求められます。
真下紀子議員の質問では、窯業科で使用される撥水剤含有物には、キシレン・トルエン・MEK(メチルエチルケトン)など劇物が含まれ、刷毛の洗浄にはアセトンを使用しているが、いずれも揮発性有機溶剤で、化学物質過敏症の発症リスクや防護措置や管理、廃棄が適切に行われならないと指摘しています。中でも「現場では、アセトンを食用瓶に小分けしたり、適切な換気や薬品管理に課題がある。」と具体例を示して旧態依然とした使用の是正を求めています。
道教委の特別支援教育課は、各学校の薬品管理の実態を把握し、適切な取り扱いを改めて学校に指導すると答弁しました。また危険性の十分な理解とともに水溶性の代替品も含め、安全性を確保することの大切さを強調し「理科薬品等の取扱いに関する手引」の活用方法を周知徹底、不要となった薬品の廃棄についても安全管理の徹底を指導すると答えています。
真下紀子議員は最小限の薬品管理し、多忙な現場の負担とならないよう配慮も求めています。