【新庁舎は全面禁煙の運用 法令守られず喫煙 】
2020年5月に移転した新庁舎(道議会)は喫煙所を設置していません。2020年4月1日施行となった改正健康増進法上※説明1、新庁舎は全面禁煙の運用しているところです。しかし、一部の道議会議員による新庁舎(敷地内駐車場)での喫煙を行なわれていた事※説明2がわかりました。
※説明1 2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、改正健康増進法は2020年4月1日に全面施行となっています。これにより、望まない受動喫煙をなくすための取り組みがマナーからルールへと変わりました。
※説明2 一部の道議会議員が法令を守らず喫煙していたことが2020年9月23日に報道されました。2020年4月1日に全面施行の改正健康増進法では行政庁舎の敷地内は禁煙です。新道庁は、すでに全面禁煙です。ただ別棟で喫煙室が設置でき、一部会派で設置の意向がありますが、道民から反対も強くまだ設置されていません。そうした中「喫煙行為」が発覚しました。
写真 : 2020年9月26日(土)定例の旭川市の道政街頭報告
所属議員の喫煙が報道された自民会派は2020年9月23日の総会で「犯人さがしはしない」と決定。逆に「喫煙所の設置」を求める声が一部で上がり、道民から猛反発の声が出ています。喫煙行為の調査を行なわないだけでなく、「禁煙推進」の流れに逆らうような事態になっています。喫煙行為は、民主会派でも一部の道議会議員が庁舎内や地下駐車場での喫煙を認めています。
日本共産党の真下紀子道議団長は2020年9月23日の本会議終了後、直ちに北海道結志会、公明党の会派代表とともに村田憲俊議長と協議を行ないました。真下議員は「2020年6月15日の会長会議※説明3で、たばこの匂いがした事を指摘し、庁舎内の禁煙の徹底を求めたばかりでした。さらに厳正な対処が必要です。」と議長に申し入れを行いました。議長は、自民、民主の両会派に禁煙の徹底を伝えると応じました。
北海道医師会※説明4などが全道で反対署名を展開、新型コロナウイルスの影響で喫煙所を閉じているところが増え、公共の場での禁煙は当然の流れとなっています。道民から「違法喫煙」「道議会だけ特権なのか」など、と厳しい批判の声が高まっています。
※説明3 2020年6月16日からの議会第二定例会が開会される事前会議で、各派会長会議において協議が行なわれた。
※説明4 道医師会会長が、2020年9月23日に緊急会見しました。道医師会の長瀬清会長は「道議の方は医直接療行為をするわけではないが、道民の健康を守る役割と力を持っている。良識を持った方々だと思っている。信じたくない思いだ」と、緊急会見の会見で述べています。