介護の処遇改善に柔軟な対応を
8月7日(水)【少子高齢社会対策特別委員会】
今年10月から、経験・技能のある介護福祉士を対象に、給与が月額8万円以上か、年収で全産業平均の440万円以上となる改善の場合、基本サービス費に加 算率を乗じる処遇改善策を実施しようとしています。
しかし職場で格差が生じることや、対象職種を増やすことができるため加算額が思ったほど上がらないなど起こる可能性があり、各事業者は8月末の申請を前に戸惑いが起きています。多くの事業所での加算に、取り組めるよう柔軟な対応を求める声が上がっています。
今回の実施予定の加算額で、給与改善は解決しないと思われます。抜本的な処遇改善が急がれます。
自画撮りによる児童ポルノ被害
2019年8月6日(火) 【環境生活委員会】
自画撮り被害が全国的に増加する中、北海道では、青少年に対して不当な手段で自画撮り画像を求める行為に対し、新たに罰則付きで規制するため、条例改正が検討されています。
改正(素案)では、13歳未満に対しては全て罰則の対象とし、18歳未満に対しては、拒まれたにもかかわらずさらに求める、威迫・欺く・困惑・対償の供与を伴うものを規制・罰則の対象とします。
2019年8月6日(火)の環境生活委員会で、パブリックコメントの結果が報告され、真下紀子議員が道内の被害状況などを質問しました。
道内では5年間で139件検挙され、被害は増加。被害が最も多いのは中学生で、被害者の半数以上に上ります。そのため、道環境生活部は、小学6年生全員にリーフレットを配布して、啓発しています。
「自 画撮りによる児童ポルノ被害は、インターネット上で流出・拡散の危険に脅かされ、被害は一生の問題となる深刻さがあります。被害防止のために、「撮らな い、撮らせない、送らない」、もし被害にあったらすぐ「相談」して、拡散を防ぎ、子どもを被害から守ることが重要と主張しました。
道民が利用しやすい鉄道に
8月7日(水) 【地方路線問題調査特別委員会】
地 方路線問題で道から提案されたのは、全道的な鉄道の利活用をはかりたいとした、海外からの観光客やイベント中心とした活用の提案です。道民の利便性向上を はかる内容に乏しく道民の税負担に見合うものではありません。また、2018年度の新幹線利用客の輸送密度は、前年に比べて1日1,128人減少してお り、線区別では最多の減少です。
道 内の他の路線の利用密度では、全道の路線合計114人の増加です。2000人未満の営業収益は1億1400万円減少し、新幹線の営業収益では20億円の減 少と、減少幅が大きくなっています。札幌近郊14億円の営業収益増加と石勝線・根室線の営業収益増加10億円を新幹線の減益が食いつぶしている状況となっ ています。
真下道議は、北海道新幹線の利用拡大と北海道地方路線との連携での、利用拡大を委員会で提案しました。
しんぶん赤旗 2019.8.11