2021年4月6日 環境生活委員会パラメダリストも公平に
道内出身の金メダリストには、旭川出身で柔道の上野雅恵さんや恵本裕子さん、スピードスケートの高木美保さんなどがおり、夏季大会で11人、冬季大会では21人となっています。北海きたえーるに、その偉業をたたえるパネルが飾られています。
また、パラリンピアンには、長野のアイススレッジスピードスケートの武田豊さん(釧路市)とバンクーバー&ソチのアルペンスキー狩野亮さん(網走市)など、夏季大会で5人、冬季大会で9人がいます。
真下紀子議員がパラリンピアンで成績を讃える「パネルがないのはなぜ」と問い合わせを受けて、道議会環境生活委員会で、この件について質問をしました。
道からは「パラリンピアンは対象となっていない」と回答があり、真下議員は「行政がパラ選手を表彰する立場に立っていなかった」と確認後、共生社会と多様性を掲げる東京大会の開催予定を契機に是正するよう求めました。
パラ集火・出立式などに当事者の意見反映を
また、パラの採火には、市民参加で様々な手法で共生社会への思いを込め、24市町村が取り組むことがわかりました。道主催の集火式・出立式は、評価基準を設定し、審査するプロポーザル契約で決定することになっています。真下議員は、丸投げ契約にならないよう、当事者の意見反映を求めました。6月13・14日に決定された聖火リレーのスタートに際し、手話通訳の配置と、マラソン・競歩観戦の車いすスペースの確保と誘導を検討していることも明らかにされました。
聖火リレー・スポンサーコンボイ約30台
聖火リレーは、「webで観戦を」「声ではなく拍手での声援を」と国民に推奨する一方、「ランナーのほか、スポンサー企業等の大型車両約30台の隊列」となると道が答えました。
真下議員は、「コンボイの上からマイクで聖火リレーを先導しグッズ配布も行う。Webでは見られないため集客目的ではないか。アスリーファーストではなくスポンサーファーストではないか」と指摘。感染を拡大させないことが最優先されるべきだと主張しました。
2021.4.10 しんぶん赤旗