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2026年4月5日 はつらつ道政レポート409号
カジノを含む「北海道型IR」宿泊税充当否定せず、断念する」と言えない鈴木知事 「秋をめどに基本的考え方示す」と同じ答弁
カジノを含む「北海道型IR」候補地未定、宿泊税充当否定せず課題山積でも「断念する」といえない鈴木知事

鈴木直道知事がめざすカジノを含む「北海道型IR」の申請締め切りは、2027年11月です。2度の有識者懇談会の議論でも、多くの課題が指摘され、実現が危ぶまれています。
真下紀子道議は、2026年3月17日第1回定例会予算特別委員会で具体的な課題について一つ一つ質問。実現性のなさを明らかにして、カジノ・IRの断念を知事に迫りました。しかし、鈴木知事は「北海道型IRの基本的考え方を秋をめどに示す」と、同じ答弁をひたすら繰り返すだけで、説明責任を果たそうとしませんでした。
真下紀子道議は有識者懇談会の議論などを踏まえて、①苫小牧・函館両市は関心を示しているが候補地は未定、②都市型規模の制度設計のため地方規模にすると3%を上限とするカジノ面積も小さくなり収益に影響する、③現状3万人超と推計される道内のギャンブル依存症患者のうち医療につながっているのは1%にとどまり、経済的困窮や家族への影響、本人と家族の自殺や自殺企図、犯罪など、極めて深刻な影響となっていることなど、課題山積の現状を明らかにしました。
これまでのIR関連費用と新年度予算は合計5413万円に上ります。「4月から新たに導入される宿泊税をIR・カジノに充当するのか」との質問に、経済部は「具体的な事業内容を検討する中でその都度、原則的なルールに沿って判断することになる」と、宿泊税充当を否定しませんでした。さらに「道民には説明したことがあるのか」とただすと「過去に道民に説明した経緯はない」と答えたのです。道民に何ら説明せずにカジノに宿泊税を使う意図を隠そうとしない答弁でした。
2026年3月17日の知事総括質疑で真下紀子道議は「宿泊税は宿泊者の受益や満足度向上につながると言えば、カジノを含むIRにも充当するのか」と質問しています。知事は「宿泊税を充当する予算事業の中にはIR関連施策は含まれておらず、今後も引き続き税充当施策が地域の課題や実態に即したものになるよう検討していく」と答え、明確に否定しませんでした。
真下紀子道議は、実現のめどのないIRについて「道議会で議論すると言いながら、全く同じと知事が認める答弁を繰り返すのでは、全く議論が深まらない。知事は潔く断念すると表明すべき」と、強く求めましたが、知事は同じ答弁に終始しました。

2026年3月8日 はつらつ道政レポート408号
2025年8月6日保育士不足で待機児童解消について質問
道議会子ども政策調査特別委員会 2025年8月6日
人口減少・少子化でも、保育ニーズは高まり、利用は増加しています。昨年、76年ぶりに保育士配置基準が改善されました。保育の質の向上と保育士の処遇改善のためで、道所管の保育所はすべて新基準になりました。それでも保育士は不足していて特に0~2歳児に集中し、待機児童は解消されていません。賃金は全産業平均には届かず、人材不足は深刻です。8月6日の道議会子ども政策調査特別委員会で、真下紀子道議は、更なる定数改善と保育士の処遇改善が必要と質問しました。

課題山積「誰でも通園制度」 安心して利用できるよう改題解決を
来年度から本格実施をめざす「子ども誰でも通園制度」についても質問。総合支援システムで予約する仕組みのため、どこの保育園で誰があずけられるのか、直接は予約だけではわかりません。人見知りや後追いの激しい時期に、面談もしないで子どもを預けることになります。保護者のレスパイトは重要です。だからこそ、子どもの成長と発達や子どもの権利から考えて、現場の受け入れ体制も十分に整え、経営的にも安心できる制度にする必要がありません。「こども誰でも通園制度」の財政・人員面の課題も指摘され、子どもの権利と保育の質を重視した制度改善が求められていると指摘。
真下道議の質問に、道は、現場の状況をよく聞いて、積極的に意見交換していくと答弁。子どもも、保護者も、事業者も安心して利用できるように、課題解決しないままで見切り発車はしないように求めました。

「できるだけ早く追加給付できるよう取り組む」真下質問に知事が答弁

生活保護費の基準が最大10%も減額されたのは違法と、最高裁で断罪され、国からの追加給付が急がれています。2月20日開会した道議会に提案された補正予算案質疑で、真下紀子道議は、追加給付を補正予算に組み入れるべきだったという立場から質問しました。
「健康で文化的な最低限度の生活を保障する生活保護基準が、違法に引き下げられた利用者にとって、物価高による困窮の状況を鑑みると、生活保護費の追加給付が急がれます。補正予算を組んで実施する動きもあり、物価高の中での支援効果も期待されます。知事はなぜ補正予算に組み入れなかったのか。今後、早急な対策に向け、どのように対応していくのか」とただしたところ、鈴木直道知事は「追加給付額は2026年度当初予算に計上し、できるだけ早期に追加給付できるようよう取り組む」と答えました。

「除雪機・燃料代も支援対象」…介護事業所等の設備・備品購入支援
2月20日に提案された補正予算の中で、介護事業所などで介護サービスの継続に必要な設備や備品の購入に支援する予算が議決されました。大雪による被害が続く中、必要な除雪機の購入やその燃料代も対象となることが、真下紀子道議の質問で明らかになりました。中古でも対象となります。
介護報酬制度では、豪雪地帯への加算制度が設けられているものの、地域やサービス種別が限定されています。真下議員は豪雪に伴う移動経費等にも加算を実現するよう国への要望を強めるように求めました。知事は、加算対象の拡大など制度の見直しについて、国に要望すると応じました。
「できるだけ早く追加給付できるよう取り組む」真下質問に、知事が答弁!
生活保護費の基準が最大10%も減額されたのは違法と、最高裁で断罪され、国からの追加給付が急がれています。2月20日開会した道議会に提案された補正予算案質疑で、真下紀子道議は、追加給付を補正予算に組み入れるべきだったという立場から質問しました。
「健康で文化的な最低限度の生活を保障する生活保護基準が、違法に引き下げられた利用者にとって、物価高による困窮の状況を鑑みると、生活保護費の追加給付が急がれます。補正予算を組んで実施する動きもあり、物価高の中での支援効果も期待されます。知事はなぜ補正予算に組み入れなかったのか。今後、早急な対策に向け、どのように対応していくのか」とただしたところ、鈴木直道知事は「追加給付額は2026年度当初予算に計上し、できるだけ早期に追加給付できるようよう取り組む」と答えました。
「物価高を上回る賃金引き上げ」実現迫る
今回の物価高対策には、医療、介護障害福祉分野を対象にした賃金引上げ支援が盛り込まれました。6月からの診療報酬・公定価格の引き上げの前倒し対策で、引き上げ幅は物価高を上回る賃上げの水準となっていません。賃金に充当される仕組みとなっているのか、実質的に物価高を上回る水準となるよう、診療報酬・公定価格の引き上げを実現すべきと質問。
鈴木知事は、「物価高騰の影響を直ちにサービスの価格に転嫁できない医療機関等を取り巻く環境は大変厳しい」とのべ、「医療分野は事業が賃金上げにつながる仕組みとなっている」「介護職員等は申請や実績報告の際に確認する」と答え、確実に賃上げにつなげていくと説明しました。
中小・小規模企業を対象にした賃金引上げに約54億円
中小・小規模企業を対象にした賃金引上げに約54億円が予算化されました。ところが道内の中小・小規模企業は13万社ある中、対象は2200社にとどまりっています。
日本共産党の真下紀子議員は「あまりに少ないことに驚いた」とのべ、賃金引き上げ環境の整備に知事は自覚と責任をもってとりくむよう求めました。
知事は、賃上げにとりくむ事業者の生産性向上に加え、新商品開発、販路拡大といった幅広い取組を支援するなど、事業者が賃上げしやすい環境を整備すると答えました。
多くの事業者に活用されることが期待されます。
道民生活応援ポイント事業について
物価高対策は、補正予算のみで、2026年度予算案に盛り込まれていません。補正予算の約1/3を充当し、道民生活応援ポイントとして、アプリを使うと5500ポイント、郵送はギフト券5000円分と差をつけ、1世帯に1回を給付します。マイナカードで認証するため、スマホでアプリを取得できるのにマイナカードがないとアプリ利用から除外され、500円分減額されるという非利益を被る不公平な仕組みになっています。
真下紀子道議は、ポイント事業という行政サービスに不公平を持ち込んでいると批判し、改善を求めました。しかし知事は、メリットの大きいアプリからの申請を促すため給付額に差を設けたと答弁。
マイナカードがなくても、確定申告も医療機関の受診でき、お米・牛乳券の交付の際も差はありませんでした。今回マイナカードの認証機能を使ったメリットは、あくまで手続きの簡略化などに過ぎず、物価高対策に不公平をもたらす理由にはなりません。



